練馬区のクリニックで粉瘤の診察を受けたら脂肪腫と言われた!脂肪種とは?
粉瘤と脂肪種の見分け方は感触や見た目
脂肪腫および粉瘤は、体全体にできる可能性があるので、発生部位は参考にすることができないといわれています。ただ、脂肪腫は皮膚の深層部に生じるもので、深い層にでき、粉瘤は比較的浅い部分にできるなどの違いがあります。
深層部に生じるものは見た目では分かりにくいですが、浅い箇所なら肉眼でも分かりますし、色を見ても明らかに他とは異なることが明確です。仮に、色見が他の箇所と変わらないのに皮膚が盛り上がっている場合は脂肪腫の可能性が高い、黒い点が見えたり全体が青黒いものは脂肪腫とは異なる、このような判断ができます。
脂肪腫は炎症を起こさない
脂肪腫は脂肪のかたまりで、皮下に発生する軟部組織腫瘍の一つです。軟部組織腫瘍の中では最も多いといわれているのですが、良性のケースが大半を占めるといいます。
皮膚に小さな孔が開いている、炎症で赤みがあったり臭いを放つなどではないので、症状を見て判断することもできます。なお、背部・肩・頸部・四肢、これらの部位に発症することが多い脂肪腫は、数ミリ程度のものから10センチくらいの大きなものまでさまざまですが、自覚症状はなく通常はしこりのように感じて大きくなってから気が付くケースが多いようです。
自己判断せず症状が出る前にクリニックに行こう
良性で命にかかわることがないのでそのままにしている、しこりは気になるけれども腫れたりしないので様子を見ておこうなど、このように考える人も多いのではないでしょうか。
いずれもできものですからそのまま放置しておくのは良いとはいえません。しかもできものは皮膚などに発症する腫瘍やしこりであり、今は何ともなくても将来的に痛みや出血、悪臭などの症状がおこる可能性もゼロではありません。自己判断は禁物で、症状が進行する前に専門医に診断して貰うことが大切です。